越谷市マンション連合会

より良い住環境と
マンションの資産価値を
高めるために

住まいのことを、管理組合同士で。
知り、話し合い、これからを考える。

建物を長く使う工夫と、暮らしへの備え。
修繕や耐震化、防災、日々の管理について。
経験と資料を持ち寄り、一緒に考えていきます。

川岸から白い主塔を見上げる橋と、青空・水面・整えた緑の生成イメージ

管理組合のつながりを、
暮らしの力に。

越谷市マンション連合会は、2004年(平成16年)に市内の管理組合・自治会の有志が結成した団体です。マンションの枠を越えて情報や経験を共有し、快適な住まいと暮らしを目指しています。

2003 → 2004

市内の交流会から始まったつながり

きっかけは、2003年春の「広報こしがや」で案内された、市後援のマンション交流会でした。そこに参加したメンバーのつながりが、翌年の連合会結成へとつながりました。

  • 経験を分かち合う

    居住者同士の情報交換を通じて、日々の管理や暮らしの課題を共有します。

  • 知識を蓄え、伝える

    マンション管理の情報を蓄積・公開し、各管理組合の取組みに役立てます。

  • 地域・行政とつながる

    共通する要望を市へ伝え、行政や地域の団体との連携を図ります。

連合会について詳しく →

奇数月(1・3・5・7・9・11月)の第3土曜日に開催

2026年14:00–16:00

今回のテーマ

マンションの耐震診断を
どう考えるか

会場開催/Zoomは参加希望者がいる場合に実施

情報交換会(セミナー)

14:00〜16:00
朝日プラザ越谷 1階集会室
Zoomは事前のお申込みがある場合に実施します。
セミナー:参加無料

終了後の懇談会

16:00から、1時間程度+α
同じ会場で、お酒も交えて懇談します。
懇談会:飲食代は実費

耐震化の第一歩は、
自分たちの建物を知ること。

築年数だけで「安全」「危険」を決めず、
図面と記録、現在の状態から確かめます。

01

いつの基準か

竣工年だけでなく、建築確認日と適用された耐震基準を確認します。

02

資料はあるか

構造図・構造計算書、検査や改修の記録を探し、保管状況を整理します。

03

何が分かっているか

過去の診断や地震後の補修、劣化の記録を専門家との相談につなげます。

耐震診断の考え方と、理事会で確認すること →

建物を長く使うために

気になる見出しを開いて、
考えるためのヒントを読んでみてください。
建物の耐久性・耐震性

建物の寿命を、築年数だけで決めない

状態を調べ、補修の選択肢を知る。長く使えるかという問いと、地震にどう備えるかを分けて考える。

建物が古くなったことと、使い続けられなくなったことは同じではありません。中性化や鉄筋腐食などの状態を調べ、補修と維持管理の方法を考えます。耐久性と耐震性は別の観点であり、新耐震基準の建物でも、建物固有の条件を専門家と確認する視点が大切です。

中性化した後にも、アルカリ性を回復させる方法など、検討できる補修技術があります。ただし、防食環境を改善することと、失われた鉄筋の断面や建物の耐震性能を回復することは別です。方法ごとの役割と限界を、別ページに整理しました。

技術・資料:中性化と補修の考え方を読む →

BELCAの案内で紹介された、耐用年数評価

BELCA(ロングライフビル推進協会)が紹介する日本建築センター(BCJ)の耐用年数評価は、コンクリートの調査結果をもとに、構造体を今後どの程度使い続けられるかを検討するための判断材料です。築年数だけで結論を出さず、建替えと改修の比較や、修繕の時期・内容を考える際の参考になります。

ここでいう耐用年数は、中性化の進行に基づく評価であり、その年数で直ちに建物が使えなくなるという意味ではありません。耐震性の確認とは分けて考えます。

日本建築センター:耐用年数評価の概要を読む ↗解説資料「耐用年数評価とその期待される効果」全文(PDF)↗

長く住み続けるために、暮らしの備えも

建物の修繕・耐震化に加え、停電や断水への備え、居住者同士の助け合いも考えます。長寿命化と防災を「安心して住み続ける」という目的でつなぎ、建物・設備の計画と日頃の備えを両方整えていきます。

防災・ローリングストック・保険の考え方を読む →
修繕計画

修繕計画は、実際の建物に合わせて見直す

予定表をそのまま実行するのではなく、調査結果や実施済みの工事を反映する。

中長期の修繕計画は、管理組合が継続して設備や建物に向き合うための土台です。一方で、最初に作った予定だけでは、その後に分かった状態や、既に実施した工事、住戸側の変化まで十分に表せないことがあります。

計画の見直しは、毎回すべてを白紙に戻すことではありません。これまでの計画に何を積み重ね、何を修正するかを考える作業です。共用排水管の更新についても、ほかの大規模な修繕工事と必ず同時に行うという前提にせず、設備の状況と工事の関係を確かめて検討します。

見直しの話し合いに持ち寄りたいこと

  • 計画のうち、実施済み・未実施・調査中のものは何か。
  • 調査や工事を通じて、新たに分かったことは何か。
  • 住戸のリフォームと関わる工事について、住民へ何を伝えておくか。

計画の数字や時期だけでなく、「なぜそう考えたか」が共有されていると、次の理事会へ検討を引き継ぎやすくなります。

給排水・衛生

工事の前に、自分たちの配管を知る

築年数だけで判断せず、材料・配管の位置・これまでの状態を確かめる。

給水管も排水管も、年数が同じなら同じように傷む、というものではありません。管や継手の材料、施工の状況、使われる環境、維持管理など、状態に影響する条件は建物ごとに異なります。

「計画表に工事の時期が来ているから」という理由だけで話を進める前に、どのような配管が使われ、これまでにどのような不具合があったのかを整理したいところです。漏水などの履歴と、現状を調べた結果を分けて把握すると、相談するときの論点もはっきりします。

理事会で確認したいこと

  • 給水管・排水管には、どのような管や継手が使われているか。
  • 漏水や不具合は、どこで、どのように発生してきたか。
  • 調査で分かっていることと、まだ分かっていないことは何か。

専門的な調査や判断には専門家の力を借りながらも、何を確かめ、どのような方針で進めたいのかを考える主体は管理組合です。

修繕・リフォーム

住戸のリフォームと、共用配管の工事を切り離さない

室内を新しくする工事と、建物全体の更新計画。その接点を早めに考える。

住戸の水まわりを新しくすることと、管理組合が共用の排水管を更新することは、別の話に見えてつながっています。共用管の位置によっては、更新工事のために室内の壁や内装を開け、工事後に復旧する必要が生じるからです。

リフォームを終えたばかりの住戸で、後から共用管の工事が必要になれば、暮らしへの影響や復旧の負担が重なることもあります。まずは、自分たちの建物では竪管がどこにあり、どこから作業することになるのかを把握することが出発点です。住戸の間取りや系統によって条件が違う場合もあります。

リフォームの相談時に話し合いたいこと

  • 予定している室内工事は、共用配管の位置や工事範囲と関係するか。
  • 管理組合の更新計画と、住戸側の工事時期を照らし合わせられるか。
  • 契約や着工の前に、双方が相談する時間を確保できるか。

リフォームの申請を受け取るだけでなく、建物全体の計画を伝える機会として捉えると、住戸と管理組合の間で確認すべきことが見えてきます。

給排水・衛生

排水管の更新は、工事の範囲と進め方をセットで考える

一斉に進めるか、住戸の工事に合わせるか。建物と暮らしの条件から検討する。

排水管更新を考える際には、配管そのものの工事だけでなく、室内の内装をどこまで撤去し、どのように復旧するのかも関わります。どこまでを管理組合の工事とするのか、各住戸の工事とどのように調整するのかを、併せて考える必要があります。

住戸の水まわりリフォームに合わせ、共用排水管を住戸ごとに更新していく進め方も検討の対象になります。ただし、どの建物でも同じ方法が取れるわけではありません。配管の通り方、工事が他の住戸に及ぼす影響、所有者それぞれの事情によって、検討の条件が変わります。

比較するときの問い

  • 配管は室内のどこを通り、工事にはどの住戸への立入りが関係するか。
  • 配管工事以外に、撤去・復旧や生活上の負担がどれだけ生じるか。
  • 段階的に進める場合、未実施の住戸を含めて全体の計画をどう把握するか。
  • 住戸ごとの事情と、建物全体として必要な対応をどう調整するか。

特定の進め方を先に正解と決めるのではなく、建物の条件を確かめたうえで、選択肢ごとの負担と課題を話し合いたいところです。

管理組合運営

設備の話を、住民が自分のこととして考えられる形に

専門的な言葉だけで終わらせず、住戸への影響と相談の機会を伝える。

配管更新の計画があっても、住民がその内容を知らなければ、個々のリフォームと調整することは難しくなります。工事の直前だけでなく、普段から建物全体の方針を伝えていくことが大切な論点です。

例えば、配管の位置や想定される工事範囲を簡単な図で示すと、室内の工事とどう関わるのかを話し合いやすくなります。「何年後に工事」という予定だけではなく、「自分の住戸に何が関係するのか」「リフォームを考えたときに何を確認するのか」まで共有できているかを見直してみます。

一度の説明で終わらせないために

  • 住戸の工事を考え始めた段階で、管理組合の計画を知る機会があるか。
  • 図や説明資料は、設備に詳しくない人にも伝わる内容になっているか。
  • 住戸ごとの事情や疑問を、理事会が聞く機会を持てているか。

専門家に任せることと、管理組合が考えなくなることは別です。助言を受けながら、住民にとっての選択肢とその理由を、自分たちの言葉で確かめていくことを大切にします。

大規模修繕の進め方を、
管理組合で確かめる。

設計・工事監理の役割や、費用・契約の確認事項。
公表資料をもとに、理事会で話し合うための視点を整理しました。

解説と、8項目の確認表を読む

会員マンションの実践事例

更新の目標時期を設け、水回りのリフォームと共用排水管の工事を合わせて進める。朝日プラザ越谷の取組みから、その考え方と周知の工夫を紹介します。

事例を詳しく読む →

資料を読み、
判断の手がかりに。

材料・周期・調査方法を知ることは、
管理組合が判断するための準備です。
気になるテーマから、少し深く。

資料で確かめる足場の設計単価と、建築補修の物価の動き。別々の資料から、総費用を考える →大規模修繕の発注:設計・工事監理・報酬の確認表 →

特定の事業者・工法の紹介や斡旋ではなく、比較と確認のための読みものです。

防災と、暮らしを続ける備え

建物を長く使うための修繕・耐震化と、災害時の暮らしを支える備え。両方を考えることで、「安心して住み続ける」ための計画が具体的になります。管理組合、自治会、居住者で役割を話し合い、地域とのつながりも育てていきます。

関連する読みもの:建物の寿命を、築年数だけで決めない →

河川があふれる「洪水」と、雨水を排水しきれずに起こる「内水氾濫」。越谷市の公式ハザードマップで、それぞれの浸水想定を確認しましょう。

2つの地図は想定する条件が異なります。内水ハザードマップの浸水シミュレーションには、河川からあふれた水による洪水は含まれていません。地図の色だけで安全を断定せず、対象とする雨や河川、浸水深などの説明も確認してください。

越谷市総合防災ガイドブックを読む
ローリングストック:家庭と管理組合の備蓄

ローリングストックは、普段食べる保存のきく食品を少し多めに備え、使いながら買い足す方法です。特別な非常食だけに頼らず、食べ慣れたものを一定量保つことから始めます。

  1. 少し多めに備える家族の人数と普段の食事に合わせ、置き場所と量を決める。
  2. 古いものから使う賞味期限・消費期限や保存方法を確認し、日々の食事で使う。
  3. 使った分を補充する買い足したものを奥へ置き、決めた備蓄量を保つ。

各家庭で備えるもの

食品は最低3日分、できれば1週間分を人数に合わせて備えるのが目安です。飲料・調理用の水は1人1日おおむね3リットルが目安で、トイレなどの生活用水は別に考えます。

  • 缶詰やレトルト食品など、常温で保存でき、加熱せずに食べられるものも用意する。
  • 乳幼児、高齢者、食物アレルギーなど、家族それぞれが食べられる内容にする。
  • 食品・水に加え、携帯トイレ、照明、電池、充電手段、衛生用品なども点検する。

管理組合で決めておきたいこと

家庭の備蓄と共用の備蓄を分け、「各戸で備えるもの」「共同で備えるもの」を話し合います。共用の携帯トイレ、照明、蓄電池などは、数量だけでなく、保管場所、取り出し方、使用方法、点検・補充の担当を確認しておくと引継ぎに役立ちます。

期限のある共用の食品・飲料水は、期限前に防災訓練などで使い、使った分を補充する運用も考えられます。食品の期限確認と、機器の充電・動作確認は別々に行います。

具体的な備えを公式資料で確認する

資料確認:2026年11月2日。管理組合の運用例は、各マンションで話し合うための提案です。

水害と保険の仕組み・理事会で確認したいこと

「水災」と「水濡れ」は、分けて確認する

火災保険には、火事以外の被害を補償する商品もあります。ただし、加入していれば、すべての水の被害が補償されるわけではありません。

  • 洪水・内水氾濫など:火災保険の「水災補償」が付いているかを確認します。補償があっても、浸水の程度や損害の割合などの支払条件は契約ごとに異なります。
  • 給排水設備の事故による漏水:一般に「水濡れ」の補償を確認する場面です。自然災害の水災とは区別して、事故原因と損害を受けた場所を整理します。
  • 地震・噴火・津波による被害:洪水や内水氾濫の水災補償とは区別し、地震保険の加入状況と補償内容を確認します。

また、経年劣化した設備の更新費用を、事故による被害の補償と同じように考えることはできません。どの損害が対象となるかは、保険証券・約款・特約で確認します。

管理組合の保険と、各住戸の保険

マンションでは、共用部分は管理組合が一括して契約し、専有部分は各所有者が個別に契約する形が一般的です。家具や家電などの家財も、建物とは分けて補償を確認します。管理組合の契約だけで、各住戸や家財の被害まで自動的に補償されるわけではありません。

上層階でも、共用設備の浸水は関係する

住戸まで水が来なくても、地下などの電気設備が浸水すると、停電によってエレベーターや給水設備が使えなくなることがあります。ハザードマップの浸水想定と、電気設備・ポンプなどの設置場所を照らし合わせ、浸水を防ぐ備えと復旧費用の備えを一緒に考えます。

地域と建物の条件から、補償の要否を考える

水災補償を付けるかどうかは、地域の浸水想定と建物の条件を照らし合わせて検討します。敷地や出入口の高さ、地下・低い場所にある設備、過去の浸水履歴などを整理し、保険料と補償内容を比較します。補償を外す場合には、水災で損害が出たときの復旧費用を管理組合がどう負担するかまで考え、その判断理由を記録しておきます。

保険料算定用のリスク区分と、ハザードマップの浸水想定は、評価方法が異なります。どちらも判断材料の一つです。区分が低いことだけで「水害が起きない」「保険が不要」とは決めず、建物固有の条件を確かめます。

理事会で持ち寄りたい確認事項

  • 現在の契約に「水災」と「水濡れ」の補償が含まれているか。
  • 共用部分のどの設備が保険の対象か。専有部分・家財との区分はどうなっているか。
  • 保険金の支払条件、自己負担額(免責金額)、支払限度額はどうなっているか。
  • 保険で賄えない費用や、復旧までの生活への影響をどう備えるか。
  • 契約内容や事故時の連絡先を、次の理事会へ引き継げるか。

個別の補償の有無や支払額は、実際の契約と事故状況によって決まります。契約している保険会社・代理店に、具体的な被害例を示して確認してください。

これまでの勉強会

給水方式や給排水管設備について、学んできた取組みの一部です。

2005年11月13日

給水管の更新・更生・延命工法と給水方式

給水管への対応方法と給水方式について学んだセミナー。

2006年7月2日

直結増圧式給水について

越谷・松伏水道企業団を招き、給水方式について学ぶ機会を設けました。

2018年6月17日

マンションの給排水管設備

暮らしを支える給排水管設備をテーマに開催したセミナー。

マンションでの経験を、
地域の建物や暮らしにも。

マンションの維持管理や修繕で得た経験を、地域の建物や暮らしを考える際にも役立てていきたいと考えています。

建物を長く大切に使う工夫や、将来を見据えた維持管理について。それぞれの事情や立場を大切にしながら、経験や気づきを持ち寄り、意見を交わしていきたいと思います。

マンションと緑の中を歩く住民を表した生成イメージ
住まいと地域の暮らしのイメージ(AI生成)

皆さんのマンションや地域では、どうしていますか。

管理組合の方、マンションにお住まいの方、地域の方など、さまざまな立場の皆さんと、住まいや暮らしについて話し合う場を大切にしています。
情報交換会に参加してみませんか。

次回の情報交換会・参加案内を見る →

知って、比べて、自分たちで選ぶ。

日々の管理で得た経験と、根拠となる資料を持ち寄ります。それぞれのマンションに合う方法を考えられるよう、特定の事業者や工法に偏らず情報を整理していきます。

ここで扱うのは一般的な検討の視点です。実際の工事や管理の判断は、それぞれの建物の調査、管理規約、最新の基準・制度などを確認し、必要に応じて専門家と相談してください。個別の技術・法律上の助言を行うものではありません。